皆川 暢二
目を閉じて眠ることで体験する“無意識の没入型シネマ”で映画の新しい可能性を問う。『寝る映画』は、視聴者が眠りながら鑑賞することを前提とした、全く新しい映画体験。
あるいは、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、全編ポエティックな詩のフレーズと音楽で、字幕ありでそれぞれの深層意識に働きかけます。登場人物たちも眠りながら仮想世界を体験し、「心で見る」「音で触れる」という、本質的なつながりを見出していくするストーリー。
それは単なる物語ではなく、記憶や感情、愛そのものに触れる体験。観客はこの映画を体験し、目覚めた後もなお、その余韻に包まれ続けることでしょう。
本作はベトナム全土をロケーションに選び、現実と仮想のはざまを映し出す美しい風景を捉えました。詩的な脚本や夢幻的なビジュアルや音楽はAIによって生成されています。
目が見えないユキと耳が聞こえない夫のケン。
2人の生活には距離があった。
ある日、
2人はAIが生み出した仮想現実の世界でなら、
障害を乗り越えられるという、
臨床実験に参加することを決意する。
現実世界で眠っている間、
バーチャルリアリティの世界で
目覚めた2人は、
それぞれ視覚、聴覚を取り戻していた。
奇妙な出来事が起こるその世界で、
2人は次第に互いの存在を
強く感じるようになっていく。
主 演
團 遥香
皆川 暢二
グェンゴックニャットデュイ
グェン・ホアン・ゴック・チャム
忍足 亜希子
スタッフ
ヒューマントラストシネマ有楽町
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目7−1
イトシア・イトシアプラザ4F
2025年10月17日〜2週間
ほか全国順次公開